30〜40年代のシティブルースの巨人ビッグビルブルーンジーのベスト版です。
ベスト版は他にもありますが、この作品はビッグビルブルーンジーの残っている音源の中で特にギターが素晴らしいテイクを集めたベスト版となっています。
ビッグビルブルーンジーは「シカゴブルースの父」と呼ばれ、マディウォーターズらにも大きな影響を与えました。
全体を通じて言えるのが素晴らしいリズムと、当時としては珍しいチョーキングを多用するスタイルが特徴的です。
後半の40年代の演奏ではエレキギターを用いる様になっていて、サニーボーイウィリアムスンのバックを担当した「What's Gettin' Wrong With You」、「Come On Baby And Take A Walk」などは有名ではありませんがビッグビルのギターに注目して聴いてみると面白いです。
収録曲で恐らく一番有名な曲はエリッククラプトンの「アンプラグド」でも演奏されている「Hey,Hey」でしょう。このテイクを聴けばクラプトンがビッグビルブルーンジーから大きな影響を受け、またその演奏を忠実に再現しているのが分かると思います。
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